読書の記録Vol.2  
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『クジラの彼』有川浩
2010年10月7日深夜読了(角川文庫)

★★★☆☆





短編集。

甘〜〜〜いのに
自衛官が主人公で
なんだか固い感じの背景描写がスパイシーで
だからこその甘さが引き立つ。

まぁ、スイカに塩、みたいな☆   ・・・違うか^^;

そんな短編集。

で、『クジラの彼』、気に入った☆

潜水艦乗りを彼氏に持ったOLの聡子。
合コンでの出逢い、二人の波長の柔らかさ、
なんとなく付き合うってことになるユルさ加減。
すっごくイイ感じ!

遠恋は遠恋でも究極の遠恋。
海の中に潜っている彼と地上の彼女。
いつ出掛けていつ戻ってくるのかも分からず
ケータイはいつも電波が届かない。
不安になりつつも
自分をしっかり持って頑張っている聡子に
思わずエールだった☆
待つことの苦しさを
彼女なりに乗り越えていく。
でもきっと
深く深く海の底に潜っている彼の方も彼女以上に
すごく辛いんだと思う、色んな意味で。

彼のことを心の片隅にいつも置きながら仕事を頑張る彼女に
たまに届く彼からのメール。
すごく短くてそっけないんだけれど
グっとくるメール。

彼から送られたメールから始まった『クジラの彼』

そのメールの内容から
海の深さと正比例の二人の想いが伝わってきて・・・
まぁ、そのぅ・・・
1行目からキュウンってなった作品でしたー。

『元気ですか?浮上したら漁火がきれいだったので送ります。
 春はまだ遠いですが風邪など引かないように気をつけて』





19:54 有川浩 -